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12の光の格言|2016年11月

闇深ければ、光もまた強し

闇深ければ、光もまた強し

この格言の作者、坂村真民(1909年~2006年)は日本の仏教詩人。祈りの詩人とも言われ、その作品は今もなお多くの人に生きる力を与え続けている。

父は小学校の校長を務めた名士だったが、8歳の時に父が42歳で急逝し、人生が一変する。彼の有名な詩「念ずれば花ひらく」は幼い子供たち5人を苦労して育てた母が唱えていた言葉を詩にうたったものである。

毎日12キロの道を通って中学を卒業し、18歳から短歌を作り始め、この頃から「しんみん」の名を使っていた。

終戦後は愛媛県で高校の教員となった頃から短歌での表現に限界を感じ、現代詩へと転じていった。

「踊り念仏」で知られる時宗の宗祖・一遍上人の生き方に共感し、個人詩誌を発行して一遍の信仰になぞらえ、その後を継ぐ自らの人生の修行と位置付けていた。

58歳からは愛媛県伊予郡砥部町の重信川のそばに居を構え、未明に起きて重信川の川原で大地の石に額をつけて暁天の祈りをすることを日課とし、その習慣は生涯にわたって続いたという。

2004年には自ら発行していた個人詩誌が500号となり、全国から630人の人が集まって盛大な記念大会が催された。2006年に97歳で永眠。明治、大正、昭和、平成を生き抜いた「祈りの詩人」が最期にしたためた言葉は「念」だったと言う。

「闇深ければ、光もまた強し」には、

―不幸や悲しいことが辛く大きく深いものであったとしても、

そこにはそれに足るだけの強い希望や救いがある―

という真民からの励ましのメッセージが込められている。生きていくうえで闇に包まれて立ちすくむような場面に出会っても、心を強く持って希望の光の存在を信じて前を向いて歩いて行きたいものである。


 
2015
1月 世に光を
2月 光はあなたを導く
3月 光がある所に陰影がある
4月 光であなたの心を明るく
5月 光には国境がない
6月 光を自由自在に
7月 七色の光達
8月 光は人生と共に
9月 光には個性がある
10月 光は前に進む
11月 光は真実を照らす
12月 未来に繋がる光


2016
1月 光は未来である。
2月 いかなる人にも光がある。
3月 勇気は逆境における光である。
4月 いかなる星にも光あり、
いかなる花にも香りあり

5月 一寸先は光
6月 光は、それがどこから来るかを
考えない人をも照らす。

7月 光が多いところでは、影も強くなる
8月 自分の力の成長が、理想の真実の
光である

9月 理想を掲げる限り、茨の道の先にも
光は見える。

10月 空気と光と友人の愛。
これだけ残っていれば、気を落とすことはない。

11月 闇深ければ、光もまた強し
12月 恋は炎であると同時に光でなければならない


2017
1月 空間の光は心の光
2月 人生あまり難しく考えなさんな。
暗かったら窓を開けろ、光がさしてくる。
3月 光あるうち光の中を歩め
4月 光を胸に、心新たに
5月 勉学は光であり、無学は闇である。
6月 闇は、闇で追い払うことはできない。
光だけがそれを可能にする。

7月 太陽の光と雲ひとつない青空があって、
それを眺めていられるかぎり、どうして悲しく
なれるというの?

8月 必死に生きてこそ、その生涯は光を放つ。
9月 昼の光に、夜の闇の深さが分かるものか。
10月 光の中を一人で歩むよりも、闇の中を
友人と共に歩むほうが良い。
11月 理性は、神が魂に点火した光なり。
12月 お前の光は、今、何処にある。