Architectural Lighting Group


12 Light Proverbs|2017年 1月

空間の光は心の光

空間の光は、その光源、明るさ、色温度、照らし方などによって様々な表情を持つ。
そして光は目に刺激を与えるだけでなく、心にまで響き、心のありように影響する。

ある光空間に身を置くことによって、その光にほっとしたり、気分が高揚したりまたは気分が落ち着いたりした経験は誰にでもあるのではないだろうか。
光空間が人間の感覚に強い影響を与えることはいろいろな場面でみることができる。

人間の内なるものに問いかける光空間として、まず挙げられるのがゴシック建築で、時の権力者が光の心に与える大きな影響を利用して民の心を掴むことを図った代表的な例である。
ゴシック建築の教会内に、天からの光を導き、満ちさせることで神の光としての光の演出が行われた。
人々にとって教会は空間の上から降り注ぐ光に神々しい雰囲気を感じ、神を信じる心を深くし、敬虔な信者として神や権力者を崇める空間となっていた。光が精神性にまで影響を与えていたのである。

私たちも日常生活において光の影響を受けている。
心が弱くなっていて折れそうで辛い時、蛍光灯で一面に照らされた青白っぽい光空間では、心も冷えてしまうような索漠感 さくばくかんをより感じてしまう。けれど間接照明のやわらかく、色温度の低い光に満ちた空間に入ると、その温かい雰囲気に包まれて心が温められたように感じて癒される。

また、光は単に物を認識させるだけでなく、人間の心のありようをコントロールすることができる。
ある時は、心を癒し、ある時は心を落ち着かせ、ある時はその美しさで心に感動を呼び起こす。そして人間のサーカディアンリズムを整え、健康的な生活に寄与することまでできるのだ。

空間の光はまさに心に繋がり、心の光となっていく。

そんな人間にとって重要な要素である光をもっと意識して暮らしてみてはいかがだろうか。

そして照明デザインをする立場からは、人間の心身共に心地良い光環境の構築に努め、光をコントロールすることによってより豊かで健康的な生活ができることを実証してゆきたいと思うのである。


 
2015
1月 世に光を
2月 光はあなたを導く
3月 光がある所に陰影がある
4月 光であなたの心を明るく
5月 光には国境がない
6月 光を自由自在に
7月 七色の光達
8月 光は人生と共に
9月 光には個性がある
10月 光は前に進む
11月 光は真実を照らす
12月 未来に繋がる光


2016
1月 光は未来である。
2月 いかなる人にも光がある。
3月 勇気は逆境における光である。
4月 いかなる星にも光あり、
いかなる花にも香りあり

5月 一寸先は光
6月 光は、それがどこから来るかを
考えない人をも照らす。

7月 光が多いところでは、影も強くなる
8月 自分の力の成長が、理想の真実の
光である

9月 理想を掲げる限り、茨の道の先にも
光は見える。

10月 空気と光と友人の愛。
これだけ残っていれば、気を落とすことはない。

11月 闇深ければ、光もまた強し
12月 恋は炎であると同時に光でなければならない


2017
1月 空間の光は心の光
2月 人生あまり難しく考えなさんな。
暗かったら窓を開けろ、光がさしてくる。
3月 光あるうち光の中を歩め
4月 光を胸に、心新たに
5月 勉学は光であり、無学は闇である。
6月 闇は、闇で追い払うことはできない。
光だけがそれを可能にする。
7月 太陽の光と雲ひとつない青空があって、
それを眺めていられるかぎり、どうして悲しく
なれるというの?
8月 必死に生きてこそ、その生涯は光を放つ。
9月 昼の光に、夜の闇の深さが分かるものか。
10月 光の中を一人で歩むよりも、闇の中を
友人と共に歩むほうが良い。
11月 理性は、神が魂に点火した光なり。
12月 お前の光は、今、何処にある。