2022.06.21 Light+日本芸術 江戸時代の生活と光11─光線画家「小林清親」 最後の浮世絵師と呼ばれる画家の一人に小林清親(こばやしきよちか)がいる。小林は幕末に生まれ、「光線画」の技法を始めた浮世絵師である。 光線画とは光と影を効果的に用いた技法で、光の揺らぎ、色彩の変化を細 […]
2022.06.14 Light+日本芸術 江戸時代の生活と光10─光の浮世絵師「葛飾応為」 葛飾応為は葛飾北斎の娘である。北斎の助手として活躍し、北斎に「美人画ではかなわない」と言わせたほどの実力を持つ絵師であった。応為については没年など詳しい記録は残っていないが、北斎にも勝るとも劣らない優 […]
2022.06.07 Light+四季日本 【四季の光を詠んだ歌】光と影のコントラスト 6月、梅雨の季節真只中で、さっぱりと晴れた青空が恋しい今日この頃。今回は、一足早く夏を先取りした和歌をお届けしたい。 葉をしげみ外山の影やまがふらむ明くるも知らぬひぐらしの声 葉が生い茂った戸山の陰の […]
2022.05.24 Light+日本環境・自然 江戸時代の生活と光9─あかり(5) 江戸時代、ろうそくは高価であったが再生ろうそくなどが普及してろうそくが安価に手に入りやすくなると、庶民にも携帯用あかりとして「提灯」が普及するようになった。 提灯は、火袋の中にろうそくを立てて持ち歩け […]
2022.05.17 Light+日本環境・自然 江戸時代の生活と光8─あかり(4) 江戸時代には、天井型、壁付型、据え置き型、携帯型など現代のあかりの種類に相当するものが出そろい、人々はそれらを組み合わせて日々の生活を送っていた。 前出した瓦灯や行灯などに加え、どのようなものがあった […]
2022.03.22 Light+日本環境・自然 江戸時代の生活と光6─あかり(2) 江戸時代に普及した行灯には、光量を調整できるものが存在した。 行灯が生まれる以前には「瓦灯」(かとう、がとう)が光量を調整できるあかりとして多用されていた。瓦灯は火皿を器具の中に置くと隙間から光がやさ […]
2022.03.15 Light+日本 江戸時代の生活と光5─あかり(1) 日本人は古来から時代と共にあかりとして様々な灯器具を生み出してきた。特に江戸時代には置き行灯、掛け行灯、提灯、石灯籠など様々な形式の油やろうそくを使う灯器具が生まれ、現代の天井照明、壁照明、スタンド照 […]
2022.03.08 Light+四季日本 【四季の光を詠んだ歌】春と桜 身分や老若男女を問わず、古くから日本で楽しまれてきた和歌の文化。心情を直接的な言葉で表さず四季折々の風景になぞらえて詠まれる和歌は、目には見えない心情と目で見ることのできる風景、そのふたつを見事に調和 […]