Monochromes + Light

ふと地面を見下ろすと、
陽に当たる砂利道。

モノクロームのドット柄が、陽の光に照らされてビビッドに、
何かを訴えかけてくる。

あたかも、白黒のビー玉のようにさえ見えてくる。

陽のあたらない夜には、ただ砂利を踏みしめる感触と、
小石が混じって地面に溶け込んでいく音だけが耳に飛び込んでくる。

一筋の光が、モノクロームの世界には存在しない透明感と立体感を与える事に、
束の間の生命の営みを感じた。