「光の世紀」に向けて – これからの植物工場

植物工場は1957年にデンマークでスプラウトの一貫生産を行ったのが起源と言われている。日本では1974年に日立製作所で研究開発が開始された。植物工場のブームは3回あり、回転式レタス生産工場が現れた1980年代が第一次ブーム、農水省の補助金が導入された1990年代が第二ブーム、国家プロジェクトが始まった2009年以降が第三次ブームと言われており、一時期衰退していた植物工場の運営に新たに参加する企業が増えてきている。

日本ではコンビニなどがサンドイッチなどに使用するレタスなどの栽培を専用の植物工場で生産して利用する動きが盛んになっている。また、植物工場で生産したベビーリーフをミックスしてスーパーで販売し、一般庶民に好評を得ているという。

近年、世界的にも植物工場が注目されており、米国や中国でも大規模な植物工場への投資や建設を実施している。中東など水資源の恵まれない国への海外輸出展開も期待されている。
また、農薬による土壌汚染が世界的に問題となっており、無農薬で生産できる植物工場は環境問題の面からも注目されている。

世界的な人工膨張で食糧不足が懸念され、異常気象の問題や安心・安全への需要からも今後植物工場のニーズは高まると予想されている。

SDGsの持続可能な社会を実現する一つの要素として、植物工場は「光の世紀」に相応しい光による人類の新しい食料生産の方法としてこれからその重要性はますます大きくなっていくことだろう。