光を放つ石 (1) – ダイアモンド

4月の誕生石は女性にとって憧れの宝石、ダイヤモンド。

光を受けてキラキラと輝くダイヤモンドは誰もがうっとりとするような魅力を放っている。
その美しい輝きは永遠の輝きとされ、ダイヤモンドは「光の宝石」と言われて昔から世界中の人々に愛されてきた。
これから宝石の王様とも言える、ダイヤモンドと光にまつわる話を数回に分けて綴っていきたい。

エンゲージリングと言えばダイヤモンドの指輪。
希少で純粋、そして永遠性を秘めたダイヤモンドは究極の愛の象徴だ。
1477年、オーストリア大公マクシミリアン1世が、マリー・ド・ブルゴーニュに愛の形としてダイヤモンドリングを初めて贈り、それ以降、人々はダイヤモンドのあしらわれたリングを愛と永遠の誓いの証として贈るようになった。彼女はこのリングを左手の4本目の指に着けたと言われている。それはエジプトの信仰によれば、「愛の静脈」が心臓から左手の薬指に流れていると考えられてたからだそうだ。

数世紀を経た現在も、ダイヤモンドの指輪はエンゲージリングとして世界中で婚約者に贈られ、永遠の愛の象徴として、光を放ち続けている。