光と科学

光に関する科学的研究が始まったのはカラバッジオラトゥールらが活躍していた17世紀頃のヨーロッパでした。
天文学で有名な「ケプラーの第1・2法則」を生みだしたドイツの科学者ケプラーはガリレイから望遠鏡を送られたことをきっかけに光がレンズで屈折する現象の研究を始め、「屈折光学」を書き、現代光学の基礎を確立しました。光がある物体から別の物体に進入するときにその境界で角度を変えるという「屈折の法則」を確立したのはオランダの数学者スネルでした。またオランダの科学者ホイヘンスは 『光についての論考』を記し、「光の波動説」を提唱しました。彼らによる一連の光学研究はイギリスのニュートンに繋がり、虹色スペクトルの発見へと至りました。