薄暮

照明デザインのイメージを作る時に「薄暮」の時間帯を設定することがあります。薄暮はいわゆる日没後の黄昏のことで、太陽が地平線よりも6度程度下にある時間帯のことです。
昔から「秋の日は釣瓶落とし」と言われるように、9月の半ばをすぎるとめっきり日が落ちるのが早く感じられるようになります。これは地軸と公転軌道の関係上、春分と秋分近くの日没時間の前日差が一年で一番大きいことに由来しています。夏至の頃には1週間で1分ほどしか日の入りの時間は変わらないのに対し、春分・秋分には1週間で10分近くも変わってしまうのです。