天に向かう照明

 
 
 

QATAR NATIONAL LIBRARY

ドーハの中央海岸にそびえるカタール国立図書館は、建築家 磯崎新氏によるメタボリズムの雰囲気と新しさを併せ持つプロジェクトです。磯崎新氏により指名されたALGは、磯崎新アトリエと共に照明計画をじっくり作り込みました。

3つの大きなシャフト及び120メートルに及ぶ片持梁構造部は、250Wメタルハライドランプと70W・3000KのCDM光源で間接光とし、構造デザインの特徴をより映えるよう演出しました。屋上にはレストラン及びコンファレンスルーム等があります。その上部シャフトに設置した500Wメタルハライドナロービーム投光器からは、夏の海上から盛り上がる霧を利用し天へ向かう照明が放たれ、カタールの知的開発の一環としてのメッセージを表現します。

ALGは隣接する球体の劇場、ミクナンテンの照明計画も同時に行いました。

設計:磯崎新アトリエ

所在地:カタール / ドーハ

基本設計:2002年