日本初マンション一体型本庁舎の為の
環境配慮型照明デザイン

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

豊島区役所新庁舎(としまエコミューゼタウン)

隈研吾と日本設計の共同設計による、豊島区役所と超高層マンションが同居する日本初のマンション一体型本庁舎。コンセプトは、「自然と建物の共存」。かつて池袋にあった根津山を思い出すような緑豊かな空間が特徴です。

樹木の様なビルをイメージし、太陽光パネル、日射制御ルーバーなどをカーテンウォールに組み合わせた、植栽を主とする「エコヴェール」とよばれる装置が1階から10階までを覆っています。環境配慮型の最新の建築技術によって構成された空間は、煌びやかな照明演出よりも、区民が安心、安全、安定した心の健康を取り戻せるようなデザインの光が灯されおり、里山の自然や風景がほのかな落ち着いた光によって表現されているのが大きな特徴です。

ALGは5年間に及び、豊島区役所のランドスケープ照明及び館内の吹き抜けを中心とする公共空間の照明計画を行いました。区庁舎と高層マンションの光を区別しつつも、光によってビルの景観全体をまとめ、豊島区にとって新しい光のあり方を提案する一つの形となっています。

設計:隈研吾建築都市設計事務所 日本設計

所在地:東京都/豊島区

竣工年度:2015年