光と紫外線の関係

虹色スペクトルを発見したニュートン、ニュートンに反論したのがゲーテでした。
可視光線に対して眼に見えない光・赤外線は、1800年にハーシェルにより発見され、紫外線は25歳のリッターが発見しました。彼は、自然界に生起する全現象は、統一体を形成し、極性を持つという当時流行していたロマン主義的自然哲学に影響されていました。赤の外側に赤外線があるのなら、紫の外側にも不可視光線があるに違いないと実験して、赤外線発見の翌年にこの快挙を遂げました。光 ―可視光線・赤外線・紫外線は、このように事象として発見されました。

季節に関係なく警告されている紫外線による生体への影響。一昔前では、カルシウムを作るのに有効とされるビタミンDの合成が日焼けにより効果がうたわれていましたが、それらは食物などからの摂取も可能な社会となり、逆に皮膚への悪影響・眼への悪影響を防ぐために紫外線を浴びる行為は防ぐべきとなっています。