育児と光(6)

太陽光

近年はオゾン層の破壊による紫外線B波による弊害が叫ばれており、太陽光を浴びることを避ける傾向が強くなっている。しかし太陽光を浴びすぎることは避けたいが、日中適度に太陽光を浴びることは子供たちの健康を維持することにつながる。

まず、太陽光に当たることで神経伝達物質のセロトニンが分泌され,自律神経の交感神経が働き、頭も体も活発になる。そして暗くなってからの副交感神経の働きもスムーズになる。
そのため昼間、戸外で思う存分遊んだ子供は、深く質の良い睡眠が得られる。
その他にも太陽光の働きでカルシウムの吸収に必要なビタミンD3が生成されることや免疫機能に好影響を与えるなどの太陽光の恩恵が多々ある。

また、最近、太陽光に含まれているバイオレットライトを浴びることが近視を防ぐことに効果的であるという研究結果が報告された。バイオレットライトが近視を防ぐ遺伝子を活発にするということが分かったのだ。

このバイオレットライトは太陽光の可視光線のうち360~400nmの波長を持つ光で、屋内にある蛍光灯などの照明器具の光にはほとんど含まれていない。近視予防には1日のうち2時間ほど戸外で太陽光を浴びるのが理想であるという。

子供は紫外線の影響を大人よりも受けるため、紫外線の量が多い春や夏の戸外では日焼け防止クリームを塗ったりして肌を守る必要がある。しかし、太陽の光の恵みを受けて心身の健康を育むということも大切であり、適度に太陽光を浴びることも奨励したい。

太陽光の弊害を防ぎながら、心身の健康、特に近視予防のためにも積極的に戸外で太陽の光を浴びることを勧め、子供たちの光に対する意識を高めさせていければと思うのである。

 

photo by abbilder