「いかなる人にも光がある」


光は何かと問えば、まずは暗闇の中でも物質を照らし、目に鮮やかに見えるようにする物という答えが返ってくるだろう。

しかし私たちにとって光は他にも様々な意味を持っている。
希望、愛、道しるべ、未来への期待、そして自分を輝かせてくれるもの等々。
そんな広い意味での光はいかなる人にもあると言えるだろう。

どんな人にも輝く瞬間、光っている瞬間がある。

ある人が理想や希望に燃えて行動し、その精神が姿や形に表れているとき、「人が輝いている!」と感じることがないだろうか。

また、悲しみや苦しみを乗り越えて新しい一歩を踏み出した人の自信と充実感に満たされた表情の中に内なるものが発する光の輝きを見ることがないだろうか。

そして自分自身が絶え間ない努力の末に得た成功体験に喜びや感謝を感じるとき、光に包まれているように感じることがないだろうか。

時や場合は違っても人には誰でも光輝く瞬間があり、人は内に光を秘めて生きている。
そして私たちは自分の中の内なる光を育み、時にはひそやかに、時にはまぶしいほどの明るさで灯し続けている。その内なる光は自分自身を光らせることができると同時に他人を照らし、周囲を明るくすることもできる。

そんないかなる人にもある光を誰もが大切にし、生きるうえで大きな力となる光として輝かし続けて生きていきたいものである。