街の文化を継承し、
伝統とアイデンティティーを打ち出す外観ライトアップ

 
 
 
 
 
 
 

OVOL日本橋ビル

OVOL日本橋ビルは、日本橋エリアの北の玄関口となる中央通り沿いに2018年6月に竣工しました。低層階に店舗、中層階にオフィス、上層階にホテル(三井ガーデンホテル日本橋プレミア)が入った地下3階地上15階の複合ビルであり、日本橋地区において「日本橋再生計画」と呼ばれる開発を行っている三井不動産株式会社がプロジェクトマネージャーとして関わっています。ALGでは、日本橋の伝統を表しながらも新たな魅力となるようなファサードの照明計画を目指しました。
ファサードでは、柱へのライトアップと各フロアの水平な光のラインで、格式高く日本橋の街並みに調和し都市の文脈を与えています。その柱ブラケット照明は柱を照射し街路を照らす機能性を持ち、且つ、上質で重厚な雰囲気を醸し出す鋳物モチーフは日本古来の文様「麻の葉」のデザインとし、伝統と親しみやすさを演出すると共に建物のアイデンティティーを表現しました。
街の伝統や文化を継承しながら歩みを続ける日本橋で、OVOL日本橋ビルの照明は伝統と革新を象徴する新たな光となっています。
  

設計:株式会社竹中工務店

所在地:東京都 / 日本橋室町

竣工年度:2018年

写真©小川重雄

World Architect : OVOL日本橋ビル