ニューヨークマンハッタンにおいて多くの超高級高層建築様式の設計を手懸けるロバート・スターン氏による設計。優雅でかつ機能美と品格を併せ持つ重厚感のあるクラシックモダンな風合いを醸し出す建築設計に、軽やかで凛とした雰囲気を光によって演出しました。

上海や北京とは一線を画す杭州の緩やかで落ち着いたその土地固有の雰囲気には、控え目な光とそれによって育まれた陰との共存の歴史があります。そのため、煌びやかな光よりも適度な明るさによって建物の輪郭を浮かび上がらせる光の演出方法を試みました。また、Vanke Metropolis79 セールスセンターは、2018年に竣工予定の37階建て住宅棟の販売促進を目的としたショールームとしての機能を持っています。プロジェクト全体のブランドイメージを示唆し得るのに十分な照明計画を配慮すべく、建築家スターン氏の手がけるシャンデリアやブラケットなどのプロジェクトに華を添える特注照明器具の監修も行い、上品で洗練された光の手法を余すことなく取り入れました。