光害2 ― 光害の現象

光害(ひかりがい)とは、人工照明が様々な分野に与える悪影響を指す。照明の設置方法や配光が不適切で、景観や周辺環境への配慮が不十分なために起こる光の「公害」である。
光害の原因となるものとしては、建物外部および内部の照明、電子広告、商業施設、オフィス、工場、街灯、温室、駐車場、スポーツ施設の照明、などの過剰な光や不要な光が挙げられる。具体的には次のような現象として定義される。*1
①グレア・・・・・ 視覚的な不快感を引き起こす過度に明るくまぶしい現象
強すぎる光は眩しさを感じて不快感を生み、危険な場合も生むために避ける必要がある。
②スカイグロー・・ 夜空が照明の光で明るくなる現象
この現象は、地上で放たれた光が夜空に向かい、大気中の微粒子などで散乱され戻ってくるために起こる。夜空が明るくなっていくことで250個の星が見える地域で誕生した子どもが、18歳の誕生日には100個しか見えなくなる現象が予測されるという。*2
③光の侵入・・・・ 不要な場所へ光が侵入する現象
住宅の寝室の窓の隣に設置された街灯の光が寝室に侵入して迷惑な光となる等の弊害。
④乱雑な光環境・・ 過剰な照明の光が集まっている現象
繁華街などで見られる多くの電子看板などの光が集まって、光の乱立が起きている現象。
上記のような光害は、野性の動植物への影響、人の健康への影響、エネルギーと地球温暖化への影響、夜空の明るさへの影響など、多方面に悪影響を与えることに繋がっている。具体的な影響の問題に視点を当てて、次回から多角的に考察していく。
参考文献
*1: https://darksky.org/
*2: 自然のままの夜空の眺めを奪う「スカイグロー」https://sorae.info/astronomy/2023022x-skyglow.html


