春の日差し

冬の寒さが和らぎ、柔らかに包み込む春の光。
今回はそんな春の日差しを、その日の時間や情景、光の強さなどによって様々に表現した季語を紹介します。
・春暁(しゅんぎょう)
朝の光。柔らかで穏やかな春の光がゆっくりと広がり、静かに一日が始まる様子を描写しています。
「春はあけぼの」から始まる清少納言の枕草子でも詠われるように、明け方の淡く差し込む日差しは、春を代表する情景でしょう。
・春光(しゅんこう)
春の明るく柔らかな日差し全般を表現する季語です。
冬の寒さを乗り越え、生命の息吹を感じさせるこの言葉は、単に光を表すだけではなく、希望や再生、新たな始まりを感じさせる言葉としても使われます。
・春暮れ(はるぐれ)
春の一日が静かに暮れていく時間帯やその情景を表す季語です。春の柔らかな日差しが次第に薄れていき、黄昏の光が周囲を包む様子が感じられます。
・朧日(おぼろび)
柔らかな光。朧月夜のように、春の霞がかった空気の中に広がる穏やかな日差しを表現しています。
春特有の湿度や大気の暖かさが生む、朧げな明るさが特徴で、冬の鋭い光や夏の眩しい日差しとは異なり、優しく心地よい印象を与えます。
季語が映し出す春の日差しの情景は、私たちの心に静かで暖かな感動を与えてくれます。この春、ぜひ日常の中で光に目を向け、その魅力を感じてみてはいかがでしょう。
参考資料
https://tenki.jp/suppl/saijiki_shuuka/2015/04/15/1721.html


