照明制御システム⑧―センサー2

近年では、さらなる省エネルギー効果を得るセンサー方式として、画像センサーを照明制御システムに採用する例が増えている。

画像センサー制御方式は、画像素子を利用して人の存在や空間の明るさを検知して制御する方式である。センサーを設置した空間を画像で取り込み、その画像の時間変化を解析して状況を判断する。赤外線センサーでは在席しているワーカーのパソコン作業などの人の微細な動きを感知することが出来ないという欠点があるが、画像センサーでは人の細かな動きも検知することが出来る。

さらに、画像センサーは人の移動、滞在などの状態検知ができるため、人が不在時は低照度、移動中は中照度、滞在時は高照度というようなきめ細やかな照明制御が可能である。

人が不在時の調光設定に関しては、周囲のワーカーに不快感を与えないようにすることが重要である。頻繁な離席の場合、照明が頻繁に点滅したり、隣接するエリアが極端に暗くならないよう、センサーの出力保持時間を10分にしたり、最小調光率を25%程度にするなどの配慮が必要である。

また、調光エリアの明るさが暗くなっていく速度が速いとワーカーに違和感を与えてしまうため、最小調光率まで下げる速度をゆっくりとした設定にすると良い。

画像センサーによる調光制御は、離席率の多少、人の移動の多少など状況に応じて効果的にシステムに組み込んで利用することで、照明設備の高い省エネ効果を得ることができる。

参考文献
https://www2.panasonic.biz/jp/lighting/plam/manual/facilities/sensor/