ウェルビーイング7―ウェルビーイング経営2

日米亜8か国を対象に「職場におけるウェルビーイングについての調査」を行った結果がある。*1

この調査では、ウェルビーイングが高い労働者は成長意欲が高いとしてその割合を調査している。

具体的には『成長意欲が高い』労働者を、(1)目的意識が明らか、(2)自分の仕事に満足感を持っている、(3)費やす時間のほとんどに幸福感を感じている、(4)職場ではほとんどの時間をストレスを感じることなく過ごしている、の4つの指標をもとに算出している。

その結果、成長意欲が高い労働者の割合は、オランダ(34%)、アメリカ(29%)、フランス(27%)、カナダ(26%)、インド(24%)、イギリス(23%)、ドイツ(21%)、日本(7%)となり、日本は8か国中最下位であった。これは日本の職場でのウェルビーイングの低さを表していると言える。

また、世界16の国と地域を対象にして行った「職場におけるマインドヘルスとウェルビーイングに関する調査」の結果もある。*2

日本人全体の職場での心の状態については「良好」とした人18%、「まあまあ良好」とした人35%となっており、約半数は良好な状態でいることがわかる。しかし、世界と比較するとこの割合は16か国中15位である。また、日本のZ世代(18~24歳)の半数以上が、「不調」または「なんとなく不調」であり、ストレス、うつ病などの問題を抱えている割合が世代別中最も高いことがわかったという。

以上のアンケート結果より、日本の職場におけるウェルビーイングについては、決して満足で良好な状態とは考えにくく、今後より高いウェルビーイングを目指していく必要性があると考える。

■参考文献
*1「職場におけるウェルビーイング調査」

*2「マインドヘルスとウェルビーイングに関する調査 2023」