花火

夏の風物詩一つといえば、暗闇の中に一瞬だけ咲く一瞬の花、「花火」がある。

日本の花火の歴史は室町時代にまでさかのぼり、「唐人」が火術を披露したのが最初の起源とされている。その時代の花火は現代の芸術やエンターテイメント的な催しが主流ではなく、慰霊や疫病退散の目的で行われた火術の一種が主とされていた。

花火が「美」として発展を始めたのは日本であり、江戸時代に将軍家が鑑賞を行ったのが芸術としての花火の起源とされ、そこから日本独特な「美しさ」が花火にも求められるようになり、浮世絵などにも描かれるように発展していき日本の芸術に大きな影響を与えるものになっていった。

日本には時が来ればさっと消えていくものを美しいと感じる美意識があり、「花火」の花の文字には「咲くのはほんの一瞬、そして短く終わる」花のように、という意味が込められている。

花火の起源を知った上で、もう一度花火を見てみれば新たな発見があるかもしれない。

参考文献:
全国花火競技大会「大曲の花火」オフィシャルサイト|大曲商工会議所