ウェルビーイング13―子供のウェルビーイング

ユニセフの先進国の子供の幸福度についての報告書「レポートカード16」では、38か国の国の子供の幸福度を「精神的幸福度」、「身体的健康」、「スキル」の3つの側面から分析している。*1
日本の子供のウェルビーイングについては、身体的健康は1位、精神的幸福度が37位、学力のスキルは5位、社会的スキルは37位という結果であった。
子供の精神的幸福度や社会的な能力が低いという結果から、日本の子供のウェルビーイングの低さが浮きぼりになった。
株式会社ブレインスリープが行った調査結果(2021年)によると日本の子供の睡眠時間は世界で最も短いという。睡眠不足による体調不良が倦怠感や自尊感情の低下につながり、不登校となってしまうケースもあり、精神的な幸福度にも悪影響を与えると考えられる。
子供が夜、色温度の高い白い光を目にして過ごすと、セロトニンの分泌が成人よりも極端に少なくなるという調査結果がある。それにより、睡眠の質が悪くなり、睡眠不足も引き起こす原因ともなる。
家庭では、サーカディアンリズムに沿った照明の光の色とし、夕方以降は暖かい色温度の赤い光の中で過ごせるようにしたい。
また、学校などでも、くつろぎを感じられるスペースや時間帯に色温度の低い照明を行い、子供の精神的な緊張感をゆるめ、満たされた気持ちになるように促したい。
子供にとって安心できる時間や空間があることは、子供のウェルビーイングを高めることにつながる。光によって子供のウェルビーイングを支える環境づくりに貢献することを提案したい。


