歯科医院の待合室・診察室の光環境2

公益社団法人歯科医師会が2020年に実施した「歯科医療に関する一般生活者意識調査」によると、現在の治療に関しては、歯科医師、歯科医院に対して満足を感じている患者は全体の80%となっており、その満足度は高くなっている。
また、満足度に関して診察内容と同様に関連が強いのは「待合室の環境」「診察室の環境」である結果となっており、患者にとって院内環境が満足度と非常に強い関連があることが分かっている。*1
待合室は、その医院の第一印象を決め、その医院全体の評価にも関係する重要な空間なのである。
歯科医院の待合室は、治療を受ける人にとっては緊張感や不安感を感じる空間となっている。また、待ち時間が長い場合などは、退屈したり、より不安感が増してしまう空間になることが多く、患者が居心地良く過ごせる空間にすることは重要である。
ある調査では、患者の70%の希望として、待合室の空間に求める要素は、清潔さ、安心感、落ち着く雰囲気であるというアンケート結果が出ている。*2
患者がリラックスし、退屈せずに居心地良く快適に過ごせる待合室空間を提供することは、患者に貢献することができると共に、医院の印象・評価を高める効果につながるのである。
また、歯科医院の診察室は、落ち着ける空間とすることが求められる。診察室の照明は、口腔用照明と全体照明で構成されるが、患者にとってまぶしくない照明を設置して快適な空間を目指したい。
歯科医院の待合室、診察室の環境要素について次回から具体的に考察する。
■参考文献
*1 緊張しがちな病院を心が落ち着ける空間に


