動物と光1-ペットと光①


ペットの代表である犬や猫が人間とともに暮らすようになったのは、犬が約1万5000年前から、猫は約4000年前からだと言われている。

昔は、犬は狩猟を目的とし、猫はネズミなどの害獣駆除目的として、実用目的での飼育であった。現代では、ペットは人の心を癒したり、孤独感を解消して、人生の質の向上に貢献する暮らしの「パートナー」として人と共生する存在となっている。

また、近年、ペットを飼うことにより様々な健康効果が得られることが分かっている。

2022年米国心臓学会(AHA)が発表した調査結果によると、「ペットを飼うことは、ストレスを軽減し、体調を整え、血圧・コレステロール・血糖値などを下げるのに有用である」ことが示された。また、ペットが飼い主の「認知機能の低下を防ぐ効果」も示唆している。

アメリカのミネソタ大学Stroke Instituteが2008年に発表した研究では、「猫を飼っている人は飼っていない人と比べて、心臓発作で死亡する確率が30%低い」という結果を得ている。(10年間、4435人を調査したもの)

スウェーデンの2019年の研究発表によると、「心臓病のある人が犬を飼うと、飼っていない人と比べて心臓病を含むあらゆる病気で死亡する可能性が21%低くなる」ことが判明している。(12年間、10万人以上を調査したもの『Circulation: Cardiovascular Quality and Outcomes』2019年)

健康効果だけではなく、思いやりの心が育まれ、情操教育の効果もあることなどが判明しており、ペットの存在価値が高く評価されるようになっている。

しかし、ペットを飼う場合、飼い主には大きな責任が生じる。ペットが健康で快適に暮らせるように、環境や育成などに関して細かく配慮して日々世話をしなくてはならない。

屋内で飼育する場合には、特に飼育環境に配慮が必要であり、光環境についても配慮することは、健康的にペットが過ごせるためには重要な事項である。

今回よりペットと光について考察する。