理想の照明を追求する

Takeshi Konishi × Miho Konishi

「真に豊かな生活」のために建築照明ができること

日本の建築照明のパイオニアとして活躍してきた 小西武志氏。
その照明は空間の質を高め、光により建築のアイデンティティーを社会に向けて発信し、高い評価を受けてきた。
その父の姿勢を受け継ぎながら、新しい未来に向けた照明計画のビジョンを持つ 小西美穂氏。
二人が共有するのは「適切な照明計画の光は、空間を美しく演出するだけでなく、
人の心にまで影響し、希薄になりがちな現代社会の人と人とのきずなを強くすることも可能である」という強い想い。
ここではそれぞれのポリシー、そしてALGの照明計画の未来についてご紹介する。

「必要なところに必要な光を」

建築空間にマッチすることで上質な空間を演出し、快適な光環境を生み出してきた小西武志氏は、光によって建築のアイデンティティーを表現し、常に時代に則した照明計画を社会に提案している。美術館から事務所まで多岐にわたる照明計画の実績は、日本だけでなく海外にも及び、高い評価を得ている。

ALGがバックヤードを除くすべての空間の照明を担当した「東京アメリカンクラブ」は、洗練された上質な空間を演出するだけではなく「―必要なところに必要な光を―」という武志氏の信念を具現化したサステナブルな照明設計が行われている。
日本で「建築照明デザイン」という言葉がまだ認知されていなかった時代から、国際的な活動を続けてきた武志氏だからこそ為し得た、重厚かつ優美な照明設計はその空間ならではのストーリーを紡ぎ出し、特別な時間を演出する。


東京アメリカンクラブ

ALGの照明計画の未来について語る小西美穂氏

受け継がれる光の「新たな可能性」

小西美穂氏は父武志の設計姿勢を受け継ぎながら、新しい感性を加えて照明計画を行ない、これからの照明計画に対して様々な想いと期待を持っている。
そのひとつは、適切な照明計画の光は、空間を美しく演出するだけでなく、人の心にまで影響すると考え、希薄になりがちな現代社会の人と人との絆を強くすることができる照明計画を行っていきたいという想いだ。

また、女性ならではの視点から、女性の働く環境としての望ましい光環境にも注目。女性がより社会で活躍できるような光環境の構築を目指している。
「照明の光の質を高めることは人の生活の質を高めることであり、適切な照明の光は、豊かな生活や人生を演出すること」という確かなポリシーのもと、人間と光の深い関係を見つめながら考える照明計画に対する考えは、美穂氏の常に人に対して持っている温かい眼差しがあるからこそ生み出すことができる。

ALGが目指す、今後のビジョンとは?

小西武志私共は建築照明と言う分野でこの40年間環境空間の向上に貢献して参りました。その間、建築空間のあり方は技術革新により大きく変化し私共の分野に於いてはLEDと言う新しい光源は光空間に多大な影響を与えました。つまり今までのアナログからデジタルに変化し、光産業は大きく舵を切って居ります。
新しい変化に対応すべく私共のデザイン思想や理想とする光環境のあり方もそれぞれのユーザーに適した光を立案実施し、満足して頂けるデザインサービスを国内外のクライアント様に提供してゆく所存で御座います。
今後ともご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

小西美穂私達、人間は人生の大半を空間の中で過ごしています。その空間において、仕事や家庭など社会生活が営まれ、人とのコミュニケーションが生まれています。私達は光によって人の本来持つ感性を育み、豊かにするお手伝いをしたいと考えております。希薄化しつつある現代社会に、ただ画一的に光を照らすのではなく、光と陰を上手くコントロールし抑揚や情緒を感じられるように、しなやかで艶のある光で空間を演出していきます。
目まぐるしく流れる時間の流れを緩め、心の健康を取り戻せる空間をご提供し、見失いがちになってしまう大切なものに再び気づいて頂けたら幸いです。

ALGはこれからも光の新たなる可能性を模索しながらさらに発展して
皆様の期待にお応えできる照明計画の実現を目指して歩んで行く。