動物と光4-ペットと光④

犬をペットとして飼っている場合、飼い主が留守をしている間の光環境はどのようにしたら良いのだろうか。
犬は、もともとは夜行性の動物であり、薄暗い環境の方が落ち着いて休めるといわれているため、基本的に留守番中は照明を消灯したままで問題はない。また、夜遅くまでの留守番になる場合でも、わずかな光で物を見ることができるため、照明の必要性は低い。
しかし、日常的に明るい環境で生活している犬にとっては、夜間留守番中の暗い環境を不安に感じることもあるため、照明を点灯しておくと良い場合もある。その場合は、犬が過ごす場所から少し離れた場所に暗めの照明を点灯しておいたりしても安心感につながるだろう。
犬が就寝する場所は、上部に照明を設置しないようにし、寝ている間は暗くなるような光環境を提供してあげることが望ましい。
日中、犬が多くの時間を過ごす空間には、光の陰になるようなスペースを設けると犬がその場所を適宜選んで落ち着くことができる。
犬は基本的に暗くても視認ができることを念頭に置きながら、犬の好みがどうなのかを観察、察知して犬が快適に過ごせる光環境づくりをしたい。
また、犬の目の病気として白内障がある。白内障が進行すると、水晶体の白く濁る程度が強くなり、視覚障害が出てくる。
明け方や夕方などの、電気を点灯する前の薄暗い部屋において、動きたがらない、物にぶつかる、などの異常行動がある場合は、白内障の初期症状かどうかよく観察して判断をするように注意したい。白内障は、早期発見により、薬で病気自体の進行や症状の発現を遅らせることができる。
また、紫外線は白内障の発症に影響を与える要素のため、日常の散歩の際、紫外線の少ない時間帯を選んだり、紫外線の影響を少なくする工夫をして犬の目の健康を守ってあげたい。


