「人生は気高いもの。自然から授かったこの宝石を人は磨く。輝く光がその労に報いてくれるまで。」


アルフレッド・ベルンハルド・ノーベル(1833~1896年)はダイナマイトの発明者として知られるスウェーデンの化学者、発明家、実業家である。彼の取得した特許は多数あり、その数は総数350と言われている。彼の遺産をもとにノーベル賞は創設された。

ノーベルはストックホルムで1833年に生まれた。建築家で発明家の父は事業に失敗した後ロシアに渡り、機械や爆発物の製造で成功した。ノーベルは家庭教師について自然科学と語学、文学を学ぶ。語学は、ロシア語、フランス語、英語ドイツ語を学び、17才ではフランスに行き、科学を学び、その後アメリカで化学を学んだ。

父の事業を継いで1866年にダイナマイト(混合無煙火薬)を発明し翌年特許を取る。1871年には珪藻土を活用してより安全性を増したダイナマイトの製造を開始し、世界50カ国で特許を得て100近い工場を持つようになり多くの富を得た。ノーベルが研究に励み続けて開発したダイナマイトは、鉄道・土木ならびに軍事技術上の貴重なエネルギー源となり世界に貢献する発明となった。

ダイナマイトは戦争にも利用されるようになったが、彼自身は戦争には強く反対しており、ダイナマイトが戦争の抑止力になると考えていた。彼の言葉が残されている。
「一瞬のうちにお互いが絶滅するような兵器を作ることができれば、恐怖のあまり戦争を起こそうという考えはなくなる。」

62才の時に、多額の遺産を元に平和思想の普及と科学進歩のためにとノーベル賞を創設すると遺書を記した。翌年世を去ったノーベルの意志により1901年からノーベル賞が設けられた。

人生は気高いもの。自然から授かったこの宝石を人は磨く。輝く光がその労に報いてくれるまで。

この格言は、
―崇高な人生において自らの使命を全うするべく努力を続けることの大切さ-を説いており、ノーベル自らにも投げかけている言葉のように感じる。

そして顕著な功績を残した人に輝かしい賞を与えるノーベル賞の精神につながる言葉としても受け取れる言葉ではないだろうか。




・ウィキペディア
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