「暗闇を照らすのは光です。寒さに打ち勝つのは熱です。後ろ向きな考え方に打ち勝つには肯定的な考えを持つことです。善を用いれば悪は消えるのです。」


ジョセフ・マーフィー(1898~1981年)は、アメリカの宗教家、著述家である。
潜在意識に働きかけることで成功、幸福を導く法則「潜在意識の法則」を提唱し全世界の人々に影響を与えた。

マーフィーはアイルランドのコーク州に父親が学校の校長である家庭に生まれた。家は敬虔なカトリックの家系だったため、マーフィーもカトリックの神学校に通っていた。

しかしカトリックの古典的な教えに疑問を抱くようになり、家族の反対を押し切り、単身アメリカのニューヨークに渡り、その際に薬剤師の資格を取得した。

当時アメリカでは、ニューソート運動という聖書を再解釈しようとする思想運動が盛んであった。その思想に傾倒した彼はその後ロサンゼルスに移住してニューソートの教会で28年間牧師として働くことになる。

ニューソート運動は、従来の禁制的なキリスト教に一石を投じたもので、自分を厳しく追い込むことから気持ちを開放し、前向きな思考を提唱したものだった。その思想を発展させて広く世界に自己啓発や成功哲学を提唱したのがマーフィーであった。

彼は牧師の仕事の傍ら、カリフォルニア大学で心理学を学び、著書活動やセミナー活動を行うようになる。その活動は、ヨーロッパ、南アフリカ、インド、オーストラリア、日本など世界各地に及んだ。著書は40冊近くに及び、自己啓発書として世界的に大きな反響を呼んだ。
晩年は仕事と読書に費やし、1981年83歳の生涯を閉じた。

暗闇を照らすのは光です。寒さに打ち勝つのは熱です。後ろ向きな考え方に打ち勝つには肯定的な考えを持つことです。善を用いれば悪は消えるのです。

―好ましくない現状に対しては、それを打ち消すようなものが必要です。何より大切なものは、前向きな考え、心構え、善き行いなのです。―

マーフィーの思想は、「前向きに物事を考えることでそれは実現する」という考え方で、物事の良い面を見ようと努めポジティブな姿勢を保ち、思考そのものを変えることで現実を理想的なものにすることを目指すものであった。

精神の力が物理的現実、物質に直接影響を与えると考える彼の思想がこの格言には明確に表されていると言えるだろう。




・ウィキペディア
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