2022.08.23 Light+日本芸術 江戸時代の生活と光15─浮世絵に見る光の表現法[太陽] 浮世絵において太陽の光が表現された作品を取り上げてみる。 この作品は、歌川広重「江戸名所 洲崎はつ日の出」である。 お正月に初日の出を見に来た人々の情景であり、洲埼は現在の江東区木場である。当時洲埼は […]
2022.08.16 Light+日本芸術 江戸時代の生活と光14─浮世絵に見る光の表現法[星] 月を描いた浮世絵に比べて星を描いた浮世絵は少なく、星の表現に工夫がみられる。 この作品は、葛飾北斎「仮名手本忠臣蔵 十段目」である。 「仮名手本忠臣蔵」シリーズの各場面のうち十段目を描いたものである。 […]
2022.07.19 Light+四季日本 江戸時代の生活と光13─浮世絵に見る光の表現法[夜桜] 今回は満月と吉原の夜桜を描いた作品を2作品取り上げる。 この作品は歌川広重の「東都名所・吉原仲之町夜桜」である。 画面中央上部に大きく満月を描き、夜桜と仲之町のメインストリートを往来する人々を描写して […]
2022.07.12 Light+日本 江戸時代の生活と光12─浮世絵に見る光の表現法[月] 浮世絵において光はどのように表現されていたのだろうか。月や星、太陽などを描写した作品から光の表現方法をみてみる。 月を描いた作品では、歌川広重「名所江戸百景 猿わか町よるの景」を取り上げる。 1856 […]
2022.06.14 Light+日本芸術 江戸時代の生活と光10─光の浮世絵師「葛飾応為」 葛飾応為は葛飾北斎の娘である。北斎の助手として活躍し、北斎に「美人画ではかなわない」と言わせたほどの実力を持つ絵師であった。応為については没年など詳しい記録は残っていないが、北斎にも勝るとも劣らない優 […]
2022.05.24 Light+日本環境・自然 江戸時代の生活と光9─あかり(5) 江戸時代、ろうそくは高価であったが再生ろうそくなどが普及してろうそくが安価に手に入りやすくなると、庶民にも携帯用あかりとして「提灯」が普及するようになった。 提灯は、火袋の中にろうそくを立てて持ち歩け […]
2022.05.17 Light+日本環境・自然 江戸時代の生活と光8─あかり(4) 江戸時代には、天井型、壁付型、据え置き型、携帯型など現代のあかりの種類に相当するものが出そろい、人々はそれらを組み合わせて日々の生活を送っていた。 前出した瓦灯や行灯などに加え、どのようなものがあった […]
2022.04.12 江戸時代の生活と光7─あかり(3) 江戸庶民の知恵と工夫がつまったあかりとしての灯器具をいくつかご紹介する。 幕末に生まれた「書見行灯」は行灯の覆いの一部を丸くくりぬき、ガラスをはめ込み、書物が読みやすくなっている。「レンズ付き書見行灯 […]