光のパブリックポリシー3 照明デザイナーの資格

日本の照明デザイナーの資格に関する資格についてまとめる。

「照明コンサルタント」「照明士」「照明プロフェッショナル」
一般社団法人照明学会が認定する資格である。

「照明コンサルタント」
受講資格は照明に関心のある人となっており、認定には照明基礎講座を受講し合格点を取る必要がある。講習内容は、照明の基礎知識を身につけ、照明計画の提案やコンサルティング能力を養うものとなっている。資格有効期間は5年である。*1

「照明士」
受講対象者は照明学会の会員であり、高度な知識を習得したい人や照明関連の実務経験者などである。認定には講習を受講する必要があり、講習内容は、照明に関する高度な専門知識を持つ照明のスペシャリストを養成するものとなっている。

どちらの資格も講座を受講し、全ての演習問題とレポートが合格点以上でスクーリングの履修が認められる場合、講座合格として認定される。

「照明プロフェッショナル」
照明学会が2010年度より照明分野で活躍し実績を挙げている会員を対象に認定をする資格である。*3

「ライティングコーディネーター」
一般社団法人ライティングコーディネート協会が認定するもので協会指定の講座を受講し、試験に合格することが認定条件となっている。講座内容は、電気や光源、照明器具の知識、照明理論、表現手法、インテリア照明、プレゼンテーション技術など、基礎知識と実践知識・技術の両方を学べる内容となっている。*4

照明デザイナーは幅広い知識が必要であり、建築士やインテリアコーディネーター、インテリアデザイナーなどの建築・内装、インテリアに関する資格も照明デザインの実務に役立つ関連資格と言える。

*1 基礎講座のご案内照明コンサルタント® https://www.ieij.or.jp/educate/kiso.html
*2 専門講座照明士® https://www.ieij.or.jp/educate/senmon.html
*3 https://www.ieij.or.jp/about/pro.html
*4 https://jlca.or.jp/abouts