冬眠

東京地方では昨年よりも早く木枯らし1号が観測され、あっという間に冬が訪れた。

動物たちはそろそろ冬眠をはじめる頃となってきた。 冬眠を開始し、また覚醒する原理に「気温」があげられる。気温‐すなわち太陽の光を感じて体のバイオリズムが刺激されるのだ。

人間も寒い季節になるとなかなか布団からでられないことは皆が経験していることであろう。しかし動物とは違い冬眠をすることもできないので、いかに心地よく朝起きられるかがこれからの季節の課題と言えそうだ。

人間のバイオリズムと深く関係する一因に光があげられる。朝日の青色光に目が覚め、夕暮れオレンジ色に安らぎを感じ、暗闇とともに眠る。人間の体内リズムは太陽の光を浴びることによって毎日リセットされるのだ。

これからますます太陽が遠くに感じられる季節となるが、朝の陽を浴びる喜びを感じながら1日を迎えよう。