新しい照明分野2―デジタルサイネージ1


デジタルサイネージとは、液晶ディスプレイやLEDビジョンなどの表示機器を使用して
画像や映像などの情報を発信するメディアの総称である。従来の屋外看板やポスターに代わる新しい広告媒体で、電子看板、デジタル看板とも言われる。

デジタルサイネージは、現在、ビルの壁面、デパート、銀行、ホテル、病院、駅、美術館など様々な場所に設置され、多様な用途に利用されている。以下に活用例を挙げる。

・交通機関での案内・広告
電車内の液晶モニターでの広告は、視認性が高く、効果的に乗客にアピールできる。最近では電車内にとどまらず、バスやタクシー、駅等にも利用が広がっている。

・商業施設での案内、広告
動的コンテンツを配信することができ、顧客の注目を集めやすい。
屋外広告としての利用では、音声を加えた動画にすると視覚的、聴覚的に大きなインパクトを与えることができる。

・店舗内情報や商品価格の表示
来客の異なるターゲットに合わせて求めている店舗の情報などを配信できる。

・会社、学校、病院内の連絡手段

・街の景観向上に寄与する空間アート

・公共空間における緊急情報の発信ツール

他にもホテルのコンシェルジュのような案内・相談ツール、地域共同体でのコミュニケーションツール、待合空間での待合時間を利用した広告手段など、多種多様な目的に利用することが可能である。

デジタルサイネージは、情報共有ツール、連絡ツール、緊急情報ツールとしてだけではなく、街のアートとしても活用可能なメディアであり、今後さらにダイナミックなメディアとしての拡大が期待されている。

参考資料
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%B8