「もし暗い日々がなかったら、光の下で歩くことがどんなものなのか、わからないだろう」

アール・キャンベル(1955年~)アメリカの元プロフットボール選手・実業家。
1978年にアメリカ合衆国で最上位に位置するプロアメリカンフットボールリーグNFLの最優秀選手賞を受賞している。

もし暗い日々がなかったら、光の下で歩くことがどんなものなのか、わからないだろう。

――長い人生を生きていく間には、様々な困難や苦悩することに遭遇する。それは怪我や病気であったり、事業の失敗であったり、家庭の不和だったり、いずれにしても思うようにいかない辛い苦しい日々となるだろう。その渦中にいる間は、いつこの苦しみが終わるのか、なぜこの苦しみを受けなければならないのか、など煩悶する日々が続く。

しかしその苦しく暗い日々を経験したからこそ、困難や悩みの無い明るい日々の有難さが身にしみて分かるのではないだろうか。――

一流のアスリートとして大活躍したアール・キャンベルにもきっと暗い日々を送った経験があるのだろう。それが怪我をして休んでいた時期なのか、実力を評価してもらえない日々だったのか、又はスランプに陥った時期なのかは分からない。しかしこの格言は、暗い日々を経験した人のみが放つことができる実感がこもった言葉だと思う。

「希望に満ちた光の下を歩くことの素晴らしさや幸福感は、迷路に迷い込んだような暗い日々があったからこそ味わえる」というこの格言のメッセージは、今まさに辛く苦しく暗い日々を過ごしている人達にとっては、力強い励ましとなり、心に響く応援メッセージとなるのではないだろうか。