2022.08.09 Light+四季 【アワーシリーズ】パープルアワー 八月。夕焼けが美しい季節となってきた。 台風が過ぎた夕焼けの時間帯、空がピンクがかった真紫に染まっているのを見たことはないだろうか。非常に奇抜かつ奇妙な色なのだが、これには理由がある。 水蒸気の量が増 […]
2022.08.01 Light+12の光の格言光の格言-2022 「愛されることは、燃え続けることでしかない。愛することは、暗い夜にともされたランプの美しい光だ。愛されることは消えることだが、愛することは永い持続だ。」 ライナー・マリア・リルケ(1875~1926年)は、オーストリアの詩人、作家。プラハに生まれ10代から詩を書き始める。プラハ大学、ミュンヘン大学などに学び、詩、散文、など多数執筆する。 26歳の時にロ […]
2022.07.19 Light+四季日本 江戸時代の生活と光13─浮世絵に見る光の表現法[夜桜] 今回は満月と吉原の夜桜を描いた作品を2作品取り上げる。 この作品は歌川広重の「東都名所・吉原仲之町夜桜」である。 画面中央上部に大きく満月を描き、夜桜と仲之町のメインストリートを往来する人々を描写して […]
2022.07.12 Light+日本 江戸時代の生活と光12─浮世絵に見る光の表現法[月] 浮世絵において光はどのように表現されていたのだろうか。月や星、太陽などを描写した作品から光の表現方法をみてみる。 月を描いた作品では、歌川広重「名所江戸百景 猿わか町よるの景」を取り上げる。 1856 […]
2022.07.05 Light+四季 誰かを想う光 7月。旧暦でお盆にあたり(新暦では8月)、お墓参りをする日本人は多いのではないだろうか。 お盆に使われる盆提灯は、祖先や故人の霊が迷わず帰ってくる目印として迎え火、元の世界へ無事に戻ることを願う送り火 […]
2022.07.01 Light+12の光の格言光の格言-2022 「雲の向こうは、いつも青空」 ルイーザ・メイ・オルコット(1832~1888年)はアメリカの小説家。彼女が姉妹と暮らした少女時代をもとにした半自伝的小説「若草物語」は現在でも多くの人々に愛されている。他に短編集など生涯に200を超 […]
2022.06.21 Light+日本芸術 江戸時代の生活と光11─光線画家「小林清親」 最後の浮世絵師と呼ばれる画家の一人に小林清親(こばやしきよちか)がいる。小林は幕末に生まれ、「光線画」の技法を始めた浮世絵師である。 光線画とは光と影を効果的に用いた技法で、光の揺らぎ、色彩の変化を細 […]
2022.06.14 Light+日本芸術 江戸時代の生活と光10─光の浮世絵師「葛飾応為」 葛飾応為は葛飾北斎の娘である。北斎の助手として活躍し、北斎に「美人画ではかなわない」と言わせたほどの実力を持つ絵師であった。応為については没年など詳しい記録は残っていないが、北斎にも勝るとも劣らない優 […]